【約1haの山】200mの作業道開設+3割間伐で合計52㎥搬出 初心者が施業するとこんな感じ

2017年10月の上旬から年末にかけて約1haの山に200mの作業道を新規開設して3割間伐を行いました。

現場の標高は約1000m

雪が積もる前までに現場を仕上げなければ大変な事になる。どう大変な事にになるのか想像もつかなかいまま始まった施業。

どのように施業を進めたか。そして、その結果を書き綴っていきたいと思います。

◆現場(FieldAccessというアプリを使用。これ便利!)

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◆施業前

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1.作業道開設~伐倒開始

作業道開設~伐倒開始までについてはこちらの記事にまとめています。

https://mtymc.wordpress.com/2017/11/14/%e3%80%90%e5%88%9d%e4%bd%9c%e6%a5%ad%e9%81%93%e3%80%91%e5%a4%b1%e6%95%97%e3%81%97%e3%81%aa%e3%81%8c%e3%82%89%e3%82%82%e3%81%aa%e3%82%93%e3%81%a9%e3%81%8b%e9%96%8b%e8%a8%ad%e3%81%a7%e3%81%8d%e3%81%be/

◆開設した作業道

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2.山主さんにチェックしてもらい追加伐倒

自分達で選木した木を、全て切り終わった後からの出来事を綴っていきます。

◆11月15日

山主さんに間伐した現場みてもろたら、まだまだ切れとの事。

今ならわかる。全然切った量が足りてませんでした。このへんの感覚はなかなか感覚がつかめんですねー

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◆11月16日

集材に向け準備。 バケットからグラップルの付け替えの練習、グラップルの操作練習、林内作業車で土場に搬出した木材の積み下ろしにと、親方が重機(グラップル)を貸してくれました。

グラップルがなかったら林内作業車で木材を1本1本ダンプに積み込み搬出しなければならず、気が遠くなるような作業が待ち受けていました。

今思うと恐ろしい。

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◆11月17日

集材開始! 林内作業車でコツコツと。 ここから果てしない長旅が始まる。

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◆11月22日

ちょっとずつ溜まってきた。集材3日目位

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◆11月25日

集材4日目くらい

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◆11月27日

この日から中間土場への搬出も

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この時期は一人が林内作業車での集材作業、一人が間伐+造材+玉切り+グラップルでのトラックへの積み込み+中間土場への搬出という感じでした。作業は2人くらいで行うのが効率がいい(3人だと多い)という印象でした。

◆12月1日

いよっしゃ!終わり!

ここで終われば、いい現場やったね~

作業道はミスしたけど、その他は順調にいったな~

という感想だったのですが‥

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3.森林組合のチェック後、再度の追加作業と雪降る中での作業

◆12月11日

3割間伐の補助を受けるため森林組合の職員の方に、事前確認をしていただきました。

そこで開口一番「まだ大分切らんといかんね。」

迫っている重機の貸出し期限、この雪が積もった現場で作業できるんかな。様々な事が頭を駆け巡りました。

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そうこう言っている間に12月中旬。

雪が降り、地面が凍ってグラップルが作業道(坂道)を登らんのです。

間伐材の集材(引っ張り出し。)グラップルで行えば一瞬で終わりそうな作業を、ウインチを使ってコツコツ作業していきます。

ああ~雪さえなければ。

◆12月13日

ユンボのウインチで、トビで、人力で集材していきます。 DQ6ZW_RW4AAH3wy

◆12月15日

更に恐れていた雪の影響が。

中間土場への搬出を行っていた2tダンプが林道(幹線)を上がらなくなってしまったのです。

親方に交渉して8tフォワーダを貸していただく。

初めてのフォワーダ。フォワーダの運搬能力に驚きながら、冷や汗を書きながら運搬し続けました。

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◆12月16日~

重機の下ろし&ユンボのグラップルをバケットへの交換作業。

ついにユンボの返却期日です。

2tダンプは登らない。ユンボは返却しなければならない。

林内にはあと3~4㎥の木材が‥

そう、後は林内作業車でやるしかない。

中間土場まで搬出にかかる時間は片道1時間弱。

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凍った地面、ブリザードが吹き付ける林道(幹線)、急勾配の作業道。

ただ林内作業車で運搬するだけの作業でしたが、かなり緊張感ありましたね。

ただそれだけに終わった際には、とてつもない解放感。ラストの運搬の時はノリノリで林内作業車を運転していた記憶が今でも思い出されます。

◆施業日数(実績ベースは以下の通り)

作業道⇨12日

間伐⇨6日+2日(追加作業)

集材⇨6日+4日(追加作業)

搬出⇨3日+3日(追加作業)

支障木⇨30本伐倒 間伐⇨120本伐倒

4.収支

◆収入分

◎木材の収入金額

後日届いた搬出材積の情報は以下の通り。

・とさ本山共販所への出荷材積量(用材)
⇒12.3㎥
・丸和林業への出荷材積量(パルプ)
⇒40.1t

ざっくり用材の㎥単価は¥12,000程度でした。パルプは¥8000/t

よって木材の収入金額は¥468,400

◎間伐補助金

高知県では1ha当たり間伐率30%の場合¥183,000の補助

◎作業道開設補助金

今回新規開設した作業道は道幅2m~2.5で200m開設しました。¥750/mの補助があるため¥150,000の補助

収入分は上記の通り。
合計¥801,400

◆支出分

経費(一部は一般相場、想定金額)はざっくりこんな感じでした。

◎機械のリース代金

・ユンボ(バケット)
⇒¥200,000(2ケ月分)
・ユンボ(グラップル)
⇒ ¥100,000(1ケ月分)
・林内作業車
⇒¥30,000(2ケ月分)
・搬出用2tトラック
⇒¥30,000(6日分)

⇒小計¥360,000

◎燃料代金(重機)

・ユンボ(バケット)燃料
⇒約¥30,000(作業道開設時¥2,000/1日×12日+α)
・搬出用2tトラック燃料
⇒約¥18,000(6日分)

⇒小計¥48,000

主な支出は上記の通り
合計¥408,000
(一部は一般相場、想定金額)

5.終わりに

今回かかった経費、日数は上記の通りです。基本2人で作業を行っていたので、どう考えても赤字です。

ただ、ユンボは2台必要なのかという点や、初めての作業で不慣れな点もあり、同じ作業を次回、自分達が行うとなると(今回の作業道のようなミスがなく、追加作業のような手戻りもなくすると)こんな感じでできそうかな~。

作業道の新規開設⇒9日
間伐⇒7日
集材⇒8日
搬出⇒6日

今回の施業では作業道を新規に開設しましたが、機械のリースにかかる費用、必要日数、燃料代金など、作業道の新規開設は収支を考える上ではキーとなる(収支を圧迫する)という印象でした。ルート選定の重要さも実感しました。

・いかに経費を抑えられるか(施業にかかる日数にどれだけシビアにいられるか)

・2回目以降の作業(作業道がついている現場)では十分な収支が期待できるのではないか。

まだまだ試行錯誤は続きます。

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